防大タイムズ
防大タイムズNo.270
- 第73回開校記念祭を開催
- 令和7年度横須賀市市民大学講座夏季特別講座が開講
第73回開校記念祭を開催






令和7年11月8日(土)・9日(日)、第73回防衛大学校開校記念祭を開催しました。
1日目は日頃の訓練成果を勇壮に披露した訓練展示に始まり、棒引き及び棒倒し競技会の予選では男女それぞれが大隊の名誉をかけた本気の闘いを繰り広げました。
2日目は開校を祝し記念式典・観閲式を挙行し、学生隊学生長の指揮の下、堂々と観閲行進を行いました。また、陸上・海上・航空各自衛隊の航空機が防大上空を飛行し、防大出身のパイロット等が紹介されました。
棒倒し競技会の決勝では、前日の予選を勝ち抜いた第2大隊と第4大隊が対戦し、激闘の末、見事第4大隊が20年振りの優勝を果たしました。
このほか、今年初となる学生企画のカレーフェスをはじめ、両日にわたり研究室公開や入試相談、校友会の活動展示や学生隊ステージを校内各所で実施し、伝統を継承しつつ、将来につながる新たな挑戦をする防衛大学校の姿を周辺住民の方々をはじめ、来場された皆さまに観ていただきました。
今回が2度目となった女子学生による棒引き競技会の決勝は残念ながら雨のため延期となり、11月13日(木)に実施しました。
予選を勝ち上がった第3大隊と第4大隊の対決は1勝1敗1分けの接戦となり、得点差で第4大隊が勝利をおさめ、棒倒し・棒引きのダブル優勝の歓喜に沸きました。
令和7年度横須賀市市民大学講座夏季特別講座が開講
令和7年度横須賀市市民大学講座夏季特別講座が開講


令和7年8月31日(日)及び9月12日(金)に横須賀市生涯学習センター(まなびかん)で実施された、令和7年度横須賀市市民大学講座に、システム工学群機械工学科 辻田哲平准教授と人文社会科学群人間文化学科 小磯隆広准教授が講師として登壇しました。
横須賀市生涯学習財団が主催する当講座は、郷土の歴史や文化、地域学など様々な分野において教養を高める場を設け、「学び」を通じた地域づくりを目指すことを目標に掲げ開催されており、毎年防衛大学校から講師を派遣しています。
今年度の講座では辻田准教授が「ロボットに戦争で求められるルールを守らせることはできるのか?」をテーマに、ロボット研究者の立場から、ロボット兵器を国際人道法に沿って規制するための技術的枠組みの考え方や、国外における学術的取り組みを紹介しました。
また、小磯准教授は「横須賀海軍工廠と日本海軍」というテーマで、大正から昭和初期において横須賀工廠で導入されていた最先端の職工教育制度や海軍との関係性について解説し、横須賀市民にとって馴染み深い横須賀港周辺の歴史に思いをはせる講義を行いました。
いずれも多数のご参加をいただき、講座終了後には熱心な受講者の質問の列ができるなど市民の方々の関心を集める講座となりました。